【復興委員会】 第2回ボランティア活動報告

MSR+(宮城南部復興支援ボランティア)の第2回目活動が感謝のうちに終了いたしました。
毎回皆様がお祈りくださっていることを感謝しています。 また、お献げもののゆえにこのボランティアが行なえることのゆえに感謝しています。 ボランティアに必要なもの一切が賄われています。大切に使わせていただいています。
祈っていてくださる方、おささげくださる方、そして働くもの、それらが一つとなって、これらのボランティアが主に用いられています。毎回主の業と奇跡を経験しています。御名を讃えます。確かに主が導いておられることを身近に感じることが出来ます。
今回は特に、小さく各自が忙しい教団の現状の中で主は他教団から応援を送ってくださいました。 そして、良き交わりを与えてくださいました。そして、次の広がりも見せています。

 

1日目報告7月4日(月)
○ 1日目はじめに、岩沼市の依頼があり、岩沼体育館室内にEMを散布 しました。
6月17日まで岩沼市の遺体安置所として使用されていましたが、百日法要を一区切りとして閉鎖されました。体育館は色々な臭いが混在していました。特に線香の臭いがロビーに広がっておりました。その臭いを消臭するのが今回の目的です。この体育館の散布のために、気仙沼から足利さんがその臭いを消す為の特別な配合のEMを持って応援に来てくれました。
体育館全体、天井、側面、床の前面に散布するために、高性能の洗浄機をいを消すのが一番難しいそうです。EMについても毎回無料で100ℓも提供してくださっている足利さんに感謝しています。

 

○ その後、仙台空港近くの会社で、地下の汚泥を撤去しても臭いがきつく地下に下りることもできないのでEMをという依頼でした。そこはコンクリートの2次製品を製造する工場でした。津波が2Mほどかぶり、今も製造機械が動いていません。しかし、尐しずつメンテナンスを加えて再稼働しようと従業員の方々が、努力しておられました。そのような中で、私たちは地下壕のプラントの中に、EMのぼかし(米ぬかにEMを加えて発酵させたもの)を投入してきました。ガスが発生して1分も入れない状態が、EMで改善されて悪臭がなくなることを期待します。後日またおとずれてレポートしたいと思います。

そこでは従業員の方が津波でどのように助かったかを話してくれました。
この工場の屋根に登って助かったそうです。ぎりぎりのところで助かったその体験を生々しく話してくださいました。

 

○ その後名取市の状況を見に行きました。仙台空港にも行きました。
順次便数が増えています。まだ1階だけの使用ですが、月を追うごとに2階3階の使用と機能が増えて行くそうです。 ちなみに空港便の写真を載せておきます。 大阪、九州、北海道からも仙台に来られます。

その他に、別のグループで、8月にEM散布を予定している、岩沼市の玉浦地区長さんとの打ち合わせ、山元町での調査などに行いました。

塩害の田に雨水がたまっている
○夜、センターのある岩沼市下野郷前篠の地区長さんと地域の方々と足利さんがセンターの目の前の地区の公民館で話し合いました。それは津波で塩害の土壌をEMで解決できるのかを知りたいということで開かれました。
今回の塩害の田畑が回復する為には4年必要と言われています。
しかし、環境が整いEMを田畑に散布投入することが出来るなら、1年で回復し作物が収穫できるとのことでした。

区長さん始め地域の方がた4名が出席なさいました。農家の方々は必死でした。EMにその解決があるのだろうか? どのような方法で?予算は? そして、田んぼはまだ水が排水ポンプの故障の為来ていませんが、畑にEMを散布してみることになりました。7月19日に予定しています。真剣な話し合いが終わったのが、午後10時になっていました。

そして、EMのことを理解してもらう為に8月29日のボランティアの時に下ノ郷地区の方と玉浦地区の方に来ていただいて、EMによる田畑の回復の講演会を開くことを地域の方々と決めました。
報告 川上悟(山形南部教会員・教団復興支援委員)

 

2日目報告 7月5日(火)
山形南部教会 岡 摂也
今朝は、雷が鳴り、雨が降り始める一日となりました。 朝、私のいとこの矢野一人が軽のキャンピングカーでボ
ランティアに加わってくれました。
午前中は、まず、佐藤信子姉のお宅で打ち合わせを行い、雨天のためまず、18日に行われる、「EM先生 足利さんの講演&ピアノコンサート」のため逢隈高屋の公民館の視察に行きました。公民館も津波の被害に遭い、床上浸水のため、40畳程の畳は全部取り替えられ、トイレも新しくされたと聞きました。


主は素晴らしい、視察が終わった後、雨が止み、EM散布を行うことが出来た。

逢隈高屋200件の内、2週間前に50件程散布、残り、今週150件の散布の予定だ。 ところが、農家が多く、一軒の土地が広く、家の横に納屋があり、その後ろに泥や瓦礫の溜まった側溝があり、EMだけでなく「ぼかし」・・・。そうしている内に時間が過ぎ、今日は30軒の散布に終わってしまいました。


しかし、感謝に事がたくさんありました。いつも喜んで協力してくださる佐藤信子さんは、二日休みを取ってくださり、地域の林さんご夫妻や、菊地さんもお手伝いしてくださり感謝でした。
また、行く先々で、地域の人たちが心を開いて、いろいろ話しを聞くことが出来た。
「津波で農機具が全部駄目になり、田んぼや畑も泥だらけ、家も床上浸水で、もう駄目だと思った。必死になって、泥出しをするのが精一杯だったが、そんな時、ボランティアの人たちが来てくれて、泥出しを一生懸命にしてくれて本当に感謝だった。今日も、EM散布をしてくださって感謝です。」とかんなの刃を研ぎながら涙ぐんでいる感動した。
「この付近は、床上浸水と床下浸水の家があって、その違いは全然違う。床上浸水だと畳を全部変えなければならないが、床下だと畳が使える。」
「私は、ゆっくり歩いて避難所なで行けたけど、車を飛ばして、避難所に来られた人もいた。」
など、地域の方々が心を開いて話してくださって感謝でした。

 

夜は、昨晩は、富山のウェラー先生が、今晩は、被災に遭った教会や家族を訪ねて来られた、フリーメソジスト教会の、真柳仁先生が訪ねてくださり、楽しい夕食の時となった。ボランティアも、訪ねて下さる方も、超教派の方々が来られ感謝です。
夜遅くまで、「EM先生 足利さんの講演&ピアノコンサート」の招待状を作ってくださった方々に感謝します。

 

3日目報告 7月6日(水)
3日目は 亘理町逢隈高谷地区200世帯の40世帯分です。今はエンジン高圧洗浄機でEMを散布していますが、2台はわたしたちの働きのために購入し、1台は借りていました。
この日もう一台をこの地区の工務店の方から借り、4台でEMを散布しました。それぞれを車にタンクと一緒に積み込みました。1戸それぞれが大きな敷地なので、車で移動しながらでないと時間がかかります。
しかし、とうとうこの日前からお借りしていた古いエンジン付き洗浄機が動かなくなってしまいました。すぐに近くのガソリンスタンドに修理のお願いに行きました。
しかし、そこでは農機具は直せないと言われました。何度も頼みましたが、断られていました。あきらめかけた時、近くにいて話しを聞いていた人が農機具屋さんを知っているからと、私たちを連れて行ってくれました。神の使いのように感じました。そして、私たちを農機具屋さんに案内し置いて立ち去ってしまわれました。感謝。

 

そこで、壊れてしまった洗浄機の修理を頼みました。農機具専門の店で、そこにはたくさんの津波で被災した農機具が修理の為に置いてありました。私たちの洗浄機は分解してもらったら、内部の部品が壊れていました。しかし。部品を交換してまた使用できるそうです。この機械は50mのホースがついているので大変便利でした。つい酷使してしまいました。

 

そして以前から、増えるEM散布の状況を踏まえ、新しい50mホース付きのエンジン噴霧器の購入を検討しておりましたので、委員長とも相談して、この店から新しい機械を購入しました。ボランティアということで、100mのホースを無料でプレゼントしてくださいました。新しい噴霧器は20万円するものです。(その後この費用は全額クラッシュジャパンからのサポートをいただことになりました。主の御名を讃えます。)


そして、驚くべきことに、この農機具屋さんはすでにEMを使用して、自分のサクランボ農園にEMを1000ℓ散布したそうです。また、コイン精米もしており、そこから出る米ぬか(年間300t)でぼかしを作っているそうです。それをペレット(小粒状態)にしているそうです。
これからぼかしは側溝の浄化の為には大量に必要になります。主の導きを感じました。

ひとつの機械の故障から、農機具屋さんに導かれ、新しい機械が与えられて、さらにEMをなさって使っている方、ぼかしを作っている方に出会い、次につながるように主が導いておられることをこの日も体験することになりました。主の御名を賛美いたします。

 


補足
後日、連絡があり故障したこの洗浄機は新しい部品もなく、致命的な欠陥も見つかり再起が無理とわかりました。
ご苦労様そしてありがとうロビン・・機械の名前!!
18、19日は齋藤工務店から噴霧器をお借りしました。