【復興支援委員会】 第8回活動報告

耕して作付け直前の畑への散布作業
耕して作付け直前の畑への散布作業

参加者:7名
玉川キリスト中央教会、独立新生葛飾教会、

九十九里みぎわ教会 : 各1名

山形南部教会: 3名
岩沼センター : 1名 

  1.  10月から第2次の活動が始まりましたが、案内が行き届かず参加者が少なかったです。改めて第2次活動の案内を各教会へ案内をしたいと願っています。
  2.  活動のコーディネターとして、10月から木内一夫師が岩沼のセンターに常駐してくださることになり、地元との関係が今まで以上に緊密になってきました。
  3.  三陸EM研究所から米ぬかぼかしを13.5トン無料で提供してくださいました。今後畑や田んぼにEMと一緒に投入していくことになります。
軽トラ二台、動噴三歳、タンク二つ、ホースリール三つを管理する隆先生。
軽トラ二台、動噴三歳、タンク二つ、ホースリール三つを管理する隆先生。

1日目:10月10日(月)
MRS+08が始まりました。人員は5名で、活動内容は、畑へのEM散布。

まずは、前回できなかった下野郷地区の畑を二箇所。

これはすぐに終わって、10時過ぎから、早股地域に取り掛かります。町内会長の岡崎さんがまとめてくださったリストに従って散布を始めました。始めてみて、一軒の畑の面積が広いことが分かりました。

午前中は三軒しか終わりませんでした。午後からは、車の体制を変更しました。

 

畑は散布する量が多いのでタンク(500リットル)がすぐ空になってしまいます。水を汲みに行っている時間がもったいないのです。そこでもう一台、ワゴン車にタンクを乗せました。空になったタンクは、車ごと交換します。そうすると、動噴は切れることなく散布をし続けることができます。

夕方5時過ぎまで散布しましたが、それでも10軒ぐらいしか終わりませんでした。

 

早股地域は、センターのある下野郷地域より、津波の被害が大きかったところです。比較すると、まだ手付かずの畑が多いように見えます。まだ、手が回らないのでしょう。

報告者:EMS+センター・木内一夫

 

 

2日目:10月11日(火)
二日目は1名が帰り、2名が加わり、6名となりました。
「真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。」(使徒言行録16:25、26)
「震災を通して戸が開かれていく経験をした」とは早天での岡先生のメッセージ。「今日もわたしたちの目を開いて、そこに働く主の業を見させてください」と祈りました。

 

結局10軒になったのでしょうか・・畑へのEM散布は時間もかかります。今日は軽トラ3台に3基の動噴をフル稼働させ(人間もフル稼働です)午前2500L、午後4000Lを撒きました。

 

午前中の最後は広い畑でした。老夫婦から一服して行きなさいと勧められ、ゴザまでしいてくださっているのに断れず、みんな座ってお茶とお煎餅をいただきました。するとそこに選挙のポスターをもってやってきたご婦人が・・・このおばちゃんが実はすごい人でした。先週は埼玉県飯能市の中高一貫校でお米の販売を、その前は六本木ヒルズでと有機栽培の野菜をと、米と野菜を自前のブランド「土の力」で販売し、有名な野菜スイーツのお店にも納めている「フレッシュファーム」の奥さんでした。ご主人のMさんは町会長さんのいとこにあたる方で、今朝1番でEMボカシ3缶を置いてきたお宅です。やはり微生物を使い10年、すごい手間をかけ、やっと思うようなお米と野菜が完成してきたところでの津波の被害だったそうです。でも「ぜったいに後ろ向きにはならない」と今回EMボカシを使って菜種を植えるそうです。

 

早股下一の集会所近く8月にお会いしたMさんと再会しました。8月の時は避難所から帰ってきて生活を始められたばかりでした。また会えたことを喜んでくださいました。たった1人の肉親の兄弟と2人ぐらし、家の1mくらいまで浸水した1階はまだメチャクチャだそうです。

 

今日最後にうかがったのはKさん、この辺りでもひときわ高い木に囲まれたなお屋敷だったそうですが、残っているのは太い切り株だけです。このお宅のポンプはパワフルで時間のかかる給水もここではみるみる一杯になっていきます。

月にEMを散布した畑では白菜がりっぱに育っています。同行の町会長さんも「やっぱりいいんだな」と感心しておられました。

MSR+のセンターでも井戸を掘って除塩の実験田を計画中ですが、町会長さんとKさんにもご自分の井戸を使っての実験田をお勧めしました。前向きに考えてくださっています。

 

日が暮れて、昨日ボカシとEMの原液を置いてきたYさんのお宅を訪問しました。Yさんは8月にもトラックと動噴まで出して協力してくださった方です。今日さっそく白菜畑の間にEMを撒いたそうです。

このように農家の方々がご自分でEMを使ってくださるのが理想的です。わたしたちもまだEMの効果を確かめているところですが、農家の方が使って除塩の効果が実証されれば、この地域にとって朗報に違いありません。

報告者;峯野慈朗(独立新生葛飾教会)

 

3日目:10月12日(水)
3日目の最終日、仙台市で津波の被害にあいながら、すでにEMによってこの秋に稲狩りをされた鈴木有機農園の鈴木さんを訪問しました。
全員で行きたかったのですが、散布作業も大切と判断し、2班に分かれました。訪問に下野郷の地区長と早股の地区長さんも加わってくださいました。


鈴木さんは3月11日の津波の被災後に、稲作の復興をいち早く決断され、側溝の瓦礫処理、田んぼの瓦礫撤去、地下水の掘削、ポンプでの給水、EMの投与、数種類の稲の作付け、排水を自分の他の田んぼにする事によって除塩する事、いろいろな手段で津波からの復興を成し遂げました。

周囲の農協や行政の大きな反対があったそうです。しかし、先日その苦労が報われて喜びの稲刈りがなされました。大いに励まされました。また、岩沼に励ましに来てくださる事にもなり、主の導きに感謝しました。
その時の様子が鈴木さんのブログに載りました。

報告者:川上 悟(山形南部教会)

 

午後早股地区でのEM散布を継続しました。地区長の岡崎さんが最後まで同行してくださいました。感謝します。44件の予定でしたが、24~5件を散布できました。残りは次回MSR+#9で行うことに。

 

 

今後の宮城南部復興支援ボランティアの活動について

1.家の悪臭除去から田畑の塩害対策へ

6月~9月まで調査隊を含めて8回岩沼センターで活動しました。
亘理町逢隈髙屋地区244戸の家の庭、床下、側溝などでのEM散布を行い、その後亘理町吉田地区、亘理町長瀞地区、亘理町荒浜地区、岩沼市早股地区、岩沼市下野郷下地区、下野郷上地区と活動地区が広がっていきました。
9月になって、EM散布の対象に畑が加わってきました。そして第2次活動は畑、田んぼへのEM散布が主な活動となっています。そのために新たなチラシを作成し、今までに活動した地域の農家の方々へ田畑へのEM散布の案内を行いたいと考えています。

 

2.EMと共にぼかしを

足利英紀さん(三陸EM研究所代表)を通して、兵庫県から米ぬかぼかし(米ぬか、EM、糖蜜などで発酵
させたもの)約130kg入っているタンクが102個岩沼センター横に届きました。
塩害被害の田畑へEMと共に、ぼかしを投入します。塩害の畑での作物の成長は実がなる時期になると塩害の症状が出てきます。塩害対策は来年の春の作付けの準備としてこの時期に行うことが重要です。

 

具体的なぼかしの投入方法を学ぶため10月26日鈴木有機農園の鈴木さんが岩沼へ来られます。

地域の農家の方々に案内をして今後の作付の準備ができればと願っています。

3.試験田の実施

11月11日(金)午前センターの隣の田んぼに水とEMを投入し、塩分がどのように変化していくかを調べます。EM試験田として公開していく予定です。これは来春の田植えの準備となるようにと願っています。

    

 

 

 

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

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