【復興支援委員会】2012年第4回活動報告

早股地区EM学習会とあさどりプロジェクト

 午後センターで早股地区でのあさどりプロジェクトについて、岡崎さん、足利さんを交えて話し合いました。足利さんからは有機栽培で収穫した野菜を提供するようにとの提案がありました。消費者に安心・安全で、かつ美味しい野菜を提供しないと、継続して販売することは難しいからとの理由からです。

 今早股地区が置かれている状況は以下のとおりです。

1)        被災した地区によるが、早股地区は来年以降に田植えが可能となる。

2)        たとえ田んぼが田植え可能な場所にあっても、早股地区の多くで農機機器が被災したため、自分で稲作に関して作業ができないために他の人に委託するしかない。

3)        ハウスが倒壊したために、費用の面で立て直すことができず、路地栽培を行うしかない。その場合に11月から2月までは作業ができない。

4)        大量収穫を行うために今までは農薬と化学肥料での栽培を行っていた。

5)        被災後、自家水の塩分濃度が高くなり、作物に適さなくなっている。

 これらの諸事情により、今までの農業ができなくなっています。そのために農業を辞める方もおられますが、多くの方たちは、今後に不安を抱えておられます。

 あさどりプロジェクトは少しでも希望が持て、今後の地域の復興の一助となれるようにと願って昨年秋頃から企画してきました。今年その金銭的支援の道が拓かれ、具体化していくことになり、このプロジェクトの方針を含めて、具体化の作業を始めることになったのです。その最初の話し合いとなりました。

 足利さんはたとえ小規模であってもEMによる有機栽培で収穫した野菜は安心・安全でしかも美味しい野菜が収穫できるので、消費者から信頼される。これからの消費者も生産者も安心できる野菜つくりをすべきではないかと。あさぼりプロジェクトもそのことを強調して始めることが重要との提案がされました。