産直あさどりお披露目:和太鼓と芋煮

7月から始まった「産直あさどり」再建工事が、9月末無事に終了し、11月24日(水)午後6時から地域の方や今まで産直あさどりの関係していた方、工事関係者を招待して、お披露目の時をもちました。

MSR+から山形風味の芋煮とカレーうどんが提供され、地元からは宮城風味の芋煮、赤飯、炊き込みご飯のおにぎりが提供され、集まった方々と会食となりました。80名くらいの方々が集まって下さいました。開会は6時、それぞれが好きな芋煮を頂きました。

 

しばらく食事をした後、産直あさどりの責任者である岡崎さんの挨拶がありました。津波で産直あさどりの全てが壊され、自宅や田畑も被害に遭いましたが、ボランティアの協力を得て、産直あさどりを再建することができましたと挨拶されました。

その後、MSR+代表の小寺隆が再建に至る経緯をスライドで説明しました。MSR+の活動を宮城南部にしたけれども伝が全く無く、かろうじて小さな手がかりをもとに岡崎さんを訪ねたこと、それから何度もお訪ねすることで、昨年8月早股下一地区全体に悪臭対策としてEMを散布したこと、そのことで畑に塩害被害があり、なかなく作物が育たないことを知り、9月からは希望者の畑にEMをさんぷしたこと、そして最後に岡崎さんの畑にEMを散布したのが昨年10月でした。そこで以前に産直あさどりをしていたけれど今はそれがダメになったことを知り、それが再建できたらいいなあと話題になったが、資金の当てもなく、ただの幻でしかなかった。

しかし、今年の1月になって、この産直あさどりの再建に支援してもいいという団体があり、産直あさどり再建に向けての歩みが始まりました。

相手との交渉で、最終的にゴーができたのは6月でした。そして、県庁や市と協議して、具体案が決まったのが7月、費用の面で自分たちのできることはボランティアで行うことになり、7月24日から工事が始まりました。

4回のボランティアで延べ85名の参加しました。しかし、専門家の支援もありました。基礎とデッキではプロにお願いしました。自分たちの思いを超えて、多くの方々の支援と協力で産直あさどりを再建することができました。

 

午後7時から和太鼓:三宝会の演奏を皆で聴きました。アガペーCGNの被災地支援の活動として今回は岩手の大槌、陸前高田で7回の演奏を行い、東京への帰る途中に岩沼に来てください、お披露目のメーンとして和太鼓演奏をしてくださいました。

和太鼓の力強い演奏に一同感動して聞き入っていました。和太鼓のリズムが体全体に浸み込むようでした。1時間の演奏もあっという間に感じるほどに素晴らしい演奏でした。

 

今まで産直あさどりに出荷していた方々がいい施設ができ、これからは自分たちがしっかりと野菜を育てて出荷する番だと話しておられたのがとても励まされました。実際の出荷いは来年5月頃になると思いますが、それまでに準備して産直あさどりがスタートできるようにと祈り願っています。